夜に旗を振る

※音楽とか文房具の話とか。個人の感想です。

今週末は買ってないぞ!

「麦の海に沈む果実」を読むために「三月は深き紅の淵を」を再読中。最近読んだのは…………角川ばかりだ…

小川洋子「偶然の祝福」(角川文庫)
物語内を流れる空気のスピードが私には合わなかった。「博士の愛した数式」も気になっているが読めないのはそのあたりが引っかかっているから。
中森明夫「東京トンガリキッズ」(角川文庫)
東京に住んでいるから面白く読めた部分が多かった。大学進学時も就職時にも上京願望が全くなかったので、実際に東京を見知ってからでないと、地名やカルチャーに対する想像も憧れも分からないと思うのです。
恩田陸「ドミノ」(角川文庫)
最初の登場人物紹介を見てその多さに”うがぁ”と思って読み始めたら一気。1パートが短めにまとまっていてどんどん場面が切り替わり、人物設定も良く出来ていて混乱しないし飽きない。オーディションを受ける少女の話が好き。
あさのあつこ「バッテリー」(角川文庫)
評判良いのも分かる。主人公の俺様ぶりがまたよろしくて(私は全く萌えないですが)。続きも早く文庫になってほしいなぁ。