夜に旗を振る

※音楽とか文房具の話とか。個人の感想です。

使ってるライブ用耳栓を紹介してみる

先日この記事が話題になっていました。

私もかれこれ25年位バンドのコンサート・ライブの類を見て(ライブハウスに行くようになってからは15年、それまではホールライブばかり)それなりの音圧を浴び、ライブ後に耳が遠く感じることは以前からあったけどが一時的なものと思って医者に言ったりはしなかったんですが、去年あたりから終演後耳に水が詰まったような、明らかにそれまでと違う聴こえ方がするようになって、ミュージシャンの難聴の話も頻繁に目にしてたから気になってググって音響外傷を知り、さらにかかりつけの耳鼻科で「最近こういう症状があってー」と話したら先生に「今度そうなったらすぐ来い!」と言われ怖くなってアマゾンでいくつか良さ気な耳栓を入手し使用しています。正直、遮音特性どうこうより耳のフィット感が大事だと思うので、参考になれば幸いでっす。耳の写真はありません。

比較してみる

私が持っているのは以下の3つ。

  • EarPeace HD
  • クレッシェンド イヤープロテクター Music ライブ用
  • Etymotic Research ER20 イヤープラグ


3つの特徴をさっくりまとめてみます。


パッケージはこんな感じ。3つともケース付きで携帯に便利。


実物の大きさを比較してみます。左から、EarPeace HD / クレッシェンド イヤープロテクター Music ライブ用 / Etymotic Research ER20 (blue)
EarPeaceは2層、他は3層構造。シリコン部分はEarPeaceが一番柔らかい。


一番内側のフィルターが刺さっている部分。順番が変わってしまった… Etymoticはつまみがプラスチックで一番外側がシリコンに覆われていません。


付属のケース。クレッシェンドを使うときは自分でカラビナ*1つけてます。

個別の簡単な感想など。

EarPeace HD

Amazonで評価と値段がいい感じだったので最初に購入。素材はやわらかめのシリコン。スペア1個とキーホルダー型収納ケースが付いて、肌色で目立たないのもよかった。

ホールライブ1階中ほどの席で使用*2。付け始めは繊細な音の響きを聴き落すんじゃないかと心配してたけど、数曲経つ頃にはほとんど気にならないくらいに慣れた。ギターの音の迫力がちょっと細くなっちゃってる気はしたけど、体調不良時に辛いバスドラのドコドコ感が弱くなり、MCもちゃんと聞き取れる。逆に、自分の手拍子や声が聞こえなくてびっくりした。客が歌うところで自分の音が取れない。*3
このまま常用にと思ってたが思わぬ欠点が。耳栓部分と持ち手のタブの間に成型時のスジがついてて、装着時にちょっとひねるとそのスジからタブが切れそうになり、あわててボンドで止めた。

爪の長い人は気を付けてください。フィルタの付け替えや暗いライブハウスで着脱するときに切れるのはちょっとやだなーと思って今は控え選手になっている。

クレッシェンド イヤープロテクター Music ライブ用

現在のメイン耳栓。大小2組入りでキーホルダーケース付き、私は大のほうがフィットした。取説に装着方法の説明あり。EarPeaceのような成型の筋が無いので気を遣わずに装着できる。イアーピースより若干シリコンが硬く、フィット感が高い。
1回のライブで複数装着したことはないので音楽の聴こえ方を比較する事はできてないけど、EarPeaceをつけた時とあまり違いは感じなかったかなぁ。自分の声が聞こえにくいことは無いが、後ろから話しかけられても全く気づけなかった。指向性なのか、声が小さかったからなのかは不明。

Etymotic Research ER20 (blue)

コード付きで万が一外れても無くさないことを期待して買ったのに!小さい水色のほうでも耳に入らない… どうやら、後ろのプラスチックのつまみ(フィルタ?)部分の径が耳穴より大きいみたいで、ハマらなかったようだ。ううう。

結論

フィット感重視はクレッシェンド、扱いが丁寧で柔らか目が好きならEarPeace、外耳道が大きいならEtymotic Researchにチャレンジ、という印象でした。

最後に

先日のARABAKIでは、屋外だから耳栓いらないかなと持って行かなかったら想像以上に音が大きく後悔したので、野外フェスに行く人も耳栓は持ってると安心です。耳栓がなくてもポケットティッシュを幅2cmくらいに裂いてくるくる筒状に丸めたものを耳に入れるだけでも効果はあるので、音圧が気になるときは試してみてください。有毛細胞を守って長く素敵な音楽ライフを!

*1:Zeppのドリンクホルダー

*2:2月に中野サンプラザであった堂島君のライブ

*3:後から音の鳴っていないところで話をしたら自分の声は聞こえたので、周囲の音量との関係によるのかも