夜に旗を振る

※音楽とか文房具の話とか。個人の感想です。

加藤秀一「〈恋愛結婚〉は何をもたらしたか―性道徳と優性思想の百年」

にじむさんの感想を見て、

  • 加藤秀一「〈恋愛結婚〉は何をもたらしたか―性道徳と優性思想の百年」(→amazon)

を買って帰る。

私は(現行制度に対しての)結婚願望が無い(と今のところ思っている)。理由を深く考えたことは無いけれど、現行の結婚制度が"産まれる子供の扶養義務を負う人間を明示するため"にあると思っていて、私は、私の子供の生物学的なもう一人の親と、私が生きていくうえで必要とするパートナーは別だと考えているからだろう。
ま、理屈はどうであれ、今の家族(家庭?)に関する制度や慣習に私は違和感があって、そのせいで家族や他人を哀しませることもある(らしい)から、どうにかどこかで折り合いを付けて静かに生きていくのもそれはそれでありだなと思ってはいても、そこまで他人のこと考えてもなぁと感じるB型。でもどこかで怖いと思ってるから理論武装しようとするんだろうなぁ。

まだ序章だが、最近の結婚に対する意識調査を引き "恋愛結婚への願望"と"恋愛と結婚は別と考える傾向"の矛盾から話を始めていて、つかみは十分。