キリンジ "KIRINJI STANDING TOUR 2004" @SHIBUYA-AX その2

キリンジでアクセスしてくる人が異常に多いのですが、たいした情報がなくてすんません。
「3」以来、なんだかんだでほぼ毎ツアー観てるキリンジ。とはいえ、堀込兄弟が痩せた伸びたってとこには全く無頓着で(日記あさっても見た目の話してなかった)、「そういや歌上手くなったんじゃん、兄」とか言ってるんで、CDとライブは別物よね、なんて思いながら見てたような気がします。
女将に取ってもらったチケットが二度とないほど良番だったので、二度とない機会だから最前狙うかと兄派の女将（初日高崎参戦済み）に連れられ兄前にスタンバイして、スピーカを通さないモニタの音が聴こえる、エフェクター切り替えの音も聞こえる位置で見てたらころっといってしまいました。ドラムも見やすかったしね。5曲目くらいまではセットリスト覚える気でいたけど、兄の手首から先の動きを観察してたらどうでもよくなったので（あのスナップの利いた動きがかなり自分にはツボだったらしい）、掲示板あたりであとで探そうと思います。曲順分かると細かいところ思い出すんだけど、兄がジーンズだったとか、中に着たTシャツが紫だったとか、弟の赤のポロシャツ（ラルフローレン？)の襟がめくれてて気になって仕方なかったとか、曲に関係ないことは今のうちに語っておかないと、記憶が薄れていく恐怖に襲われる……。弟の微妙に伸びた髪＆無精ひげはちょっと……だった。うつむいた兄が一瞬ガタイのいいスガシカオに見えた＜共通点ってメガネしかないじゃん

ベスト盤後のツアーだから選曲も今まであまり演らなかった曲があって、アレもコレも聴きたかったなぁと思うところ多し。「嫉妬」が疾走感あって良かった。CDだとドラムは打ち込みだったはず。4/4で言うと3拍目に入る八分のあのリズムが最高に好きなのですよ。あんなの叩けたらいいなぁ。で、兄のギターがまた良くて。普段はギターよりベース好きなのに、あぁ、兄はこーやって弾いてるのねぇとか、まじまじと見てしまったよ。「ブルー・ゾンビ」聴くとヤスの歌安定してきたように思う。あとは「Drifter」（←演ったよね？）とか「ムラサキ☆サンセット」とか買ってなかった「十四時過ぎのカゲロウ」あたりが好きでした。あ、最近「スウィートソウル」が結構好きな自分に気がついた。CDだと飛ばすのに。

スタンディングの最前付近って、多分4,5年前にバインやラルクで見て以来だと思う。若者（その頃は私も若かったが）の熱気と開演直後の急激圧縮のトラウマで、体力無しの最近じゃ開演ぎりぎりに入って後ろで音聴くばっかりでしたが、キリンジファンは礼儀正しいのねー、パーソナルスペースを侵さずにゆったり観られました。向かって左のヤスサイドのノリの良さに若干怖気づきつつも、兄サイドの客は動きは少なくてもしっかり聴いてマイペースなノリで楽しめたんで、あれならまた行きたい。

多分、まだ続きます。

なぜ今兄(35)なのか。メガネでも奴の縞のシャツでもソロ歌うときのうつろな瞳でもギターソロで決して向こうの世界に行ってしまわない（ように見える）クールさでもなく、結婚や子誕生を律儀にファンへ報告する堅実さのせいに思えてきた。絶対貯金してそうだ。確定拠出型年金って何ですか？って聞いたら教えてくれそうだ。あ、自由業だから関係ないのか？そろそろ保険の乗り換えとか財形とか外貨とか考えなければ……←音楽と全然関係ないじゃん