夜に旗を振る

※音楽とか文房具の話とか。個人の感想です。

伏見憲明 「『性』のミステリー―越境する心とからだ」

「性」のミステリー―越境する心とからだ

「性」のミステリー―越境する心とからだ

  • 作者: 伏見 憲明
  • 出版社: 講談社
  • 発売日: 1997/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 価格: ¥ 735(定価: ¥ 735)

「男」とか「女」とかこだわりすぎてる人が多いと思うのよね。戸籍上の性別は出生時の外性器の形状から医者が判断するもので、それはつまり、形が「男」であるかないかの判別をしていること。XY染色体を持ちながら外性器が男性形と判別できない場合、戸籍は「女」で生物学上は「男」になる。じゃあ「男」と「女」の違いとはなんだ?
ってことを考えるきっかけになるよい本だと思います。
"避妊具の使い方は15歳までに知るべきだと考えている人が約6割"*1って調査結果が出てるのに、「教えてもらったことはないが、知らないうちに自然に一通りのことは覚える」*2なんてまだ言ってるようじゃ、無責任なだけだと思いますけど。