Hanaboy 「Flowers」
先週、堀込弟のシングル*1を買うため久しぶりに渋谷HMVへ行ったら、弟よりも1階J-POPコーナーに流れてる曲に耳が釘付け。転がるようなピアノと力が抜けてるようで広がる女性ボーカルと切なさの適度にまじったメロ。こっそり NowPlaying を斜め見しジャケを覚え(店員がいる前でまじまじと見られない小心者の俺)、フロアを1周して試聴機に入ってるのを見つけて聴き、即購入決定。それが Hanaboy の「Flowers」。この日がデビューアルバムの発売日だったらしい。
構成はピアノ弾きの女性ボーカル + ドラム + ベース(サポート)、といえばクラムボンですが、もっとポップでとっつきやすい。輪郭が拡散しそうな声は似てるかな。軽くしたクラムボンにスキマスイッチを混ぜて(「螺旋」のイントロが好きな人は気に入ると思う)、フリーズドライした初期Bonnie Pinkを振りかけたような感じ。
なんといっても、ピアノの鳴りがいい。スキマをはじめて聴いたときもそうだったけど、イントロも歌のバッキングも間奏でも耳に残るフレーズがたくさんある(その分、リズム隊の印象がまだ弱いのです。クラムボンと比べると)。歌う人が気持ちよく歌いながらピアノと一体になって弾いてるなぁという印象。
ほぼ全部の詞・曲をボーカル女子が作ってるのだが、意図的にそうしてるのか、女性性やウェットさが出ていないものが多い(逆に言うと、少年性で覆われてる)。たとえば、「Winner」に"オマエの目ん玉が飛び出してしまうくらい そのうち度肝を抜かせてやるよ" ってフレーズがある。恐いよ!。その少年性寄りがバンドという形態のためなのか分からないけど、女性性過剰なDiva系(みんな子ども産みますよね)や25過ぎても恋愛しかねぇのかお前の日常は!的な音楽より、仕事中でも家にいる時でも聴けるところが気に入った。
試聴できます*2。
ということで、Amazonギフト券欲しい!
- アーティスト: Hanaboy
- 出版社/メーカー: HILLS RECORDS
- 発売日: 2005/09/07
- メディア: CD
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