夜に旗を振る

※音楽とか文房具の話とか。個人の感想です。

NONA REEVES "DAYDREAM PARK TOUR FINAL" @渋谷CLUB QUATTRO

時々みかけるノーナ好きの人たちは決まって「ノーナ最高!」って言ってるし、馬の中の人だけじゃなくキリ本体のサポートもするようになったし、聴かない理由もなくなったのでアルバムでも聴いてみっかと聴いてみたらこれは絶対ライブのほうが楽しいだろうと思って、そろそろ行っとくかと。そういういきさつ。行ってみたら、想像以上に楽しかった。


QUATTRO でのライブは2000年7月の建樹ぶり。その後インディーズに行った建樹と一緒に演ってる千ヶ崎学氏(→ブログ)がノーナにサポートで参加してるってのも何かの縁か。

アルバム聴いた時点で行こうと思ってたけど、結局チケット取ったのは3日前。取ったけど直前になっていつもの行きたくない病が出てうだうだと開演5分前に行くと、まだロッカーがいくつか空いてたので荷物を全部預けて気付け薬にビールをもらって、ビギナーは後ろでそっと見ていましょうかと後方の天井が低くなったあたりで見た。久しぶりなので、ライブハウスでの鑑賞作法をすっかり忘れてた。長袖タートルにチュニックで行ったら、序盤の3曲ですっかり額に汗は吹き出るし、タオルをロッカーにおいてきたのを後悔した。

3,4曲目あたり(曲名が分からないけど「DAYDREAM PARK」の曲だったと思う)の盛り上がり方を見てるとオーディエンスはほんとノーナが好きなんだなぁってことが伝わってきた。西寺郷太はやっぱりアイドルだってのもこのあたりで確信した。ステージングが70年代ディスコポップアイドル(←イメージ)。こんな音楽を10年もメジャーでやり続けてるってのは凄いなぁと思った。私が見に行く前に解散してなくてありがとう*1。で、あの帽子の角度は決まっているんですか?それと、ドラマー界のトレンドではカホンが必須項目なのですか?(最近あちこちのライブで見るなぁ)

鍵盤好きなのでCDで聴いた時も鍵盤使いが音作りのキーになってると思ってたんだけど、右側にいたので譜面台しか見えなかった、あの鍵盤の人は誰ですか?!いや、もちろんギターもベースもドラムも気持ちよく、イントロでつかみに行ってリフでもさらにつかみに行くぜーってあたりなんか、踊りたくなることこの上なしだった。

メロウなバラード系ノーナよりやっぱりアッパー系が好きなので、後半の上がり具合は最高。ビギナーなので控えめにしてたけど、前のほうで踊りまくってる人がうらやましかった。この感じはステージの上からだけじゃできない。オーディエンスの熱気がステージに向かいバンドと一体になってライブを作り上げてた。だから、来た人は"見る"というより"参加してる"って感覚をすごく受けるんじゃないかなぁ。そんな感じでアンコールまで。

2回目のアンコールで YOU THE ROCK★登場。ロン毛サングラスに結婚式帰りのようなスーツ姿白ネクタイで、誰だかわかりません。結構背がでかいのね。

ボーカルの張って出した高音が固くてあまり好みじゃないんだけど、それを補って余りある楽しさだった。これはあの場の雰囲気と一体になってしまったほうが絶対楽しめる。次はしっかり予習してTシャツ着用でフロア方面へ進出してみたいと思っている所存。ライブDVD見といたほうがいいのかな。


で、ノーナの正式な表記は大文字?小文字?半角スペースは入るの?

*1:こんなときやっぱりbenzoを思い出すね