夜に旗を振る

※音楽とか文房具の話とか。個人の感想です。

堂島孝平2009春ツアー「Sounds Of Spring」@東京キネマ倶楽部

朝の新幹線で帰京して洗濯してまた家を出て鶯谷
昨日と全然違う堂島くんだった。


真城姉さんがとても可愛かった!開演前の一言の話はまさに姉さん!(母さん?)。
若きスーパードラマー・ばんちゃん(25歳)。ベースがしっかりしててリズムに隙やムラが無いのは流石フュージョン畑の人だなぁ。堂島くんが「ピアノトリオっぽい感じで」と言ってた曲があったけど(それに対してシュンちゃんが「え?今知った」って反応してておかしかった)、ブルーノートやBBLで演るならこういうタイプの人+鹿島さんなんだろうね。


(ネタバレ↓)
キネマステージの階段から入場(お約束)。
アレンジしっとり系→姉さんソロ→跳ねる系。
姉さんソロ歌唱コーナーは「君の瞳に恋してる」鉄板の盛り上がり。

前半はオトナな感じで。ツアーの中には座って聴く会場もあるから、テンポを落とした「夜間飛行」とか。Jazzyなのはそりゃ小松じゃないよな。

中盤がなぁ。堂島くんは実験的って言ってたけど、「Sad Song」や「メロディアス」、「モノクローム」ってちょっと暗すぎじゃないかと。あまり初期アルバムを聴いてないので*1モノクローム」ほぼ初聴きだったんだけど、歌詞にその場でぎょっとして、帰ってからブックレット確認して、やっぱりこれそういう歌だよなぁ、なんでここでこれやる必要あるんだろうとか思った。22歳でこんな曲作ってるってのは驚きだし、堂島くんの作ってきたものはポップミュージックとして全幅の信頼を置けるだけのものだと思うし、ポップの中に垣間見えるネガティブさは堂島君の個性だろうし("LUCKY SAD"とかチョコミーの"哀しいほど踊ろうよ"とか、うれしいけどちょっとかなしいって印象の歌詞がよくあるよね)、たぶんアルバムで聴くとそんなには重くないのだろうけど、ライブで続けて聴くとちょっとつらかった。2001年以降のポップで踊れるアルバムを聴いて好きになったから、俺が求めてる堂島はきっとそっち方面じゃないんだよな。*2 この世界で長く続けていくにはいろいろ試しながら進んでいかなければならないのだろうけど、ちょっと悩んでる時期? これがノーナやキリだったら、それでも受け入れられると思うんだけども。バンドかソロかの違いなんだろうか。え、愛の差?

*1:にわかファンなのでアンソロで済ましてる

*2:ユニルも結構つらい