「自己ルール」の違いとその対応
これを見てきた。
前半の民家採集はそれほどでもなかったんだけど、中盤からの考現学のパート、特に現代だとインフォグラフィックスと呼ばれるものは非常に面白い。通りを歩く人の属性*1を調べ図表にまとめたものや「生活のマヂノ線」なんかたまらないね!
行きの電車に出てたこの↓日能研の広告がすごく気になった。
竹田青嗣「中学生からの哲学『超』入門」からの引用を読んで論述するものなのだが、問題は
あなたは友だちづきあいで相手と自分の「自己ルール」の違いに気づいたとき どのような行動を取るべきだと思いますか。筆者の考えをもとに自分の考えを述べなさい。
というもの。うひゃー、こんなの12歳に書かせるのかよと思い、戻って引用文をしっかり読んだ。
"他者"との違いを知ることで"自分"ってものの輪郭を認識することができる、逆に言えば"他者"がいなければ"自分"が何か把握できない、そして"他者"と接する界面のバリエーションは多いほうがいい、と私は考えているので、引用されてる竹田青嗣の文章はとても腑に落ちるもの。
「自己ルール」のぶつかり合いとか、「批評」と批判の違いは何かとか、文字列交換の盛んなソーシャル時代になって殊更考える機会が増えたと感じていて、"「自己ルール」の違いとその対応"って大人も考える必要のある問いだと思うのですけど、どうですかね?
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中学生からの哲学「超」入門―自分の意志を持つということ (ちくまプリマー新書)
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*1:年齢性別から靴の種類、スカート丈、ヒゲの形状など