スキマスイッチ 「ボクノート」
- アーティスト: スキマスイッチ
- 出版社/メーカー: BMG JAPAN
- 発売日: 2006/03/01
- メディア: DVD
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映画版「ドラえもん」主題歌タイアップ付でドラポケから出てくる便利道具のようなタイトルに、 "オーガスタもいったいどれだけ働かせようって魂胆だ" と余計な考えが先にたちしばらく放置していたが(単純に買いに行く暇が無かった)、来週のライブに向けてようやく買って聴いた。
やばい、これは。ドラとか抜きで、なんかすごいことになってる。最初に聞いたのが仕事中で無かったら号泣してた。ドラ無しで。歌詞単体で後から見たら、言いたいことが伝えられないでも前向きと(超訳しすぎ?)、わりとベタなところがあるんだけど、メロディが付いて常田先生の流麗なアレンジにのると、これがすごい力を持ってくるんだなぁ。
想うところとアウトプットの乖離に煩悶することが多くなっている時に聴いたから過剰に反応してしまった。
今僕の中にある言葉のカケラ
喉の奥、鋭く尖って突き刺さる
スキマは成長途中(中高生、高く見ても二十歳以下が主人公と推測される)をディテイル細かく歌うことが多い。でもその世界は彼らの実年齢世代(彼らは私より2歳下)からみればノスタルジックな域に入るもので、じゃあ、今の年齢の自分がどうなってどう思ってるのかとか、もっと普遍的な解釈を持ってる曲を書いて欲しいと思っていたので、ドラでこれを出してきたのは嬉しい。単純なラブソングでもないところもいい。
足元に投げ捨てたあがいた跡も
もがいている自分も全部僕だから
数回聴いて、1分近いイントロのピアノだけで反射的に涙腺が緩みだすようになり、こうなったら反射が麻痺するくらい聴いてやろうと、仕事中エンドレスリピートで聴いてみた(6時間は聴いてたと思う)が、無駄な抵抗だった。涙目でコーディングしてるってのもどうなんだか。ドライアイ対策にはなるか。
そういえば、子連れで映画を見に行った同僚が、30代前半と思しきカップルが号泣してたと言ってたけど、それも納得。旅立ちの時とか後ろで流れてたら泣ける。ドラ無しでも泣ける。子どもが歌うには難しいメロだと思いますが。
・歌詞はうたまっぷで見ることができます。
→ http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B13801
・映画ドラえもん『のび太の恐竜2006』公式サイト(http://dora2006.com/top/top.html)を開くとサビが流れます。