夜に旗を振る

※音楽とか文房具の話とか。個人の感想です。

シアン展 @銀座グラフィックギャラリー

午後からの雨で撮影ができなくなり、資生堂ギャラリーの「life/art '05」*1MMFの「テュルゴの地図」展*2を見ようと銀座へ行った。もうひとつ見たかった「ひとつぼ展」グランプリ受賞者展*3が木曜で終わってしまっていたのが残念だった。


MMFの隣はGGGなので、ついでにそちらも見ておこうと思ったら、ついでがついでじゃなくなった。シアンはドイツのグラフィック集団で、不勉強で私は全く知らなかったのだが、今日見た中ではこれが一番刺激的だった。最近見たグラフィックの中で一番だったかも。


展示内容は、ポスターを主に、雑誌やイベントのインビテーションカード・プログラム・チケット、写真など。視覚的には服部一成広告批評の表4で展開していた東京デジタルホン時代のJ-PHONEのグラフィックあたりを連想するのだけどもっとグラフィック的で、告知のためのポスターが全面図形でその中に文字が埋もれているように構成されているものが多かった。文字を表現する場合、"文字"の認識に「ことば・意味」派と「図形」派がいるとしたら、この人たちは完璧図形派の人なんだなぁ。自分が作るなら、文字情報は認識しやすいように入れるだろうし、フォントを凝ったとしても、あくまで文字情報は言葉として受け手に認識させるものと考えるだろう。表意文字(漢字)と表音文字(アルファベット)の文化の違いなのか。久々にワクワクしました。


※3/29まで(日曜休館)


  >> http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/gki/g238/g238ki.html