エリオット・アーウィット「PERSONAL BEST PERSONAL CHOICE」 @シャネル銀座ネクサスホール
着たことも買ったことも足を踏み入れたこともないシャネルへ行ってきた。写真のためなら行く。エリオット・アーウィットとはマグナム正会員の写真家。ってことも実は知らなかったのだけれど、展示された写真には見たこともあるのがいくつかあった。まず驚くのが、会場入り口付近に"お一人どちらか1冊お持ちください"と置かれてあるパンフレット。この展覧会はアーウィットの写真集「PERSONAL BEST」から著名人がセレクトした好きな写真を展示するという趣向なのだが、その全員のセレクションした写真とコメントがまとめられた100ページ以上あるパンフレットがなんとタダでもらえるのだ。儲けてるなぁシャネル。
写真は、前半に戦争の哀しさを写したものが多く(バス?の窓にあいた銃弾の穴に目を合わせた少年の写真のインパクトが大きい)、後半はウィットに富んだものがまとめられていた。。裸のマハと着衣のマハの前に立つ見学者を写したのとか、とてもおかしいよねぇ。くすっと笑えるのだけど、そのおかしみのむこうにすけてみえるかなしみのようなものが印象的だった。
「PERSONAL BEST」欲しいけれど1万5千円もするんだ……
- 作者: Elliott Erwitt
- 出版社/メーカー: Te Neues Pub Group
- 発売日: 2006/10/01
- メディア: ハードカバー
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