夜に旗を振る

※音楽とか文房具の話とか。個人の感想です。

もしかしてみんなメールしたの?

日記が更新されるほどQueが良かったようで*1、行った自分も嬉しいなーと思ったですよ。


写真部の最初の頃の授業で、感性には伝える能力と受け取る能力があるって習った。みんな、伝える力は伸ばそうとするけども、受け取る力はあまり意識されていないとか。それって要はインプットがないとアウトプットが先細るってことと同じだと思ってるんだけど、私は伝えることが苦手な分たくさん受け取って、それを伝えることへ転化できればいいなと思ったんだな、そのときは。実際できてるかは別として。

土曜日の写真部で出した課題、撮っているときはそのアングルとか被写体や光の状態がいいなと思ってシャッターを切っていたけど、現像されてきたフィルムを見て、うーんいまいち。自分の狙った絵柄の写真が枚数そろっていなくて、当初のコンセプトで無理やり合わせるか、全然変えるか、しかし変えるには枚数がない。1枚1枚は好きなトーンに撮れている、でも集めたときに同じようなものが写っていて面白くないかもって思って、4枚は同じ場所で撮ったもの、1枚は場所を変えて当初のコンセプトで撮ったものを混ぜて、無理に最初のコンセプトを狙ったら、見事に最後の1枚それ外したほうがいいと指摘された。そうかぁ。でも、4枚のほうのトーンでもう1枚出したらつまらなくないかな、って思ってたんだけど、そうでもないらしい。なんだろう、どこかで飛び道具かまさなくちゃって意識があって、素直にならない方向に自分を持っていってるみたい。観る人の眼を斜め方向に読んで、自分が信じる素直な方向のままの表現をしちゃいけないという意識があるんだな。受け取ったものをきちんと栄養へと消化できてない。

だから、自分の信じることを信じるように(かどうか見ている私たちに判断できるとは限りませんが)表現しようとしている人を見ていると、その気持ちを動かす力はどこから来てるんだろかと考え、動いてることをほんとうにすごいなと感じる。音楽とかでね(よし、話戻ってきた)

で、今日の更新を読んで、あの日は何かが変わってたんじゃないかって感じた自分の気持ちは、ちゃんと受け取る能力が素直に出た結果だったんじゃないかと思って、その通じてる感がすごくうれしかったんだなーと思ったのです。

はい、自分の話おわり!


この人の文章、なんかいいよね。常体と敬体のまざり具合が絶妙なリズム。見習いたいです。