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初めて買ったコバルト文庫が「多恵子ガール」でした。歯の詰め物をクラウンと呼ぶと知ったのはこの本で。「なぎさボーイ」「北里マドンナ」と読んで、好きだったのは多恵子でも修子でもなく野枝。「男が自分の好みを押し付けていいのは 寝室で楽しんだ相手だけだ」ってどんな中学生のセリフだよ。
全5章と予告された「銀の海 金の大地」の第1章最終巻以降、予告はされたけど新作が出ず、最近「あのひとと ここだけの おしゃべり」にて萩尾望都の口からようやくちらっと近況が洩れた*2ので、今スランプだったとしてもいつかきっと続編が書き下ろしで出るんじゃないかって夢想していました。 それも叶わぬままこんな日が来るとは。ご冥福をお祈りいたします。