竹善ソロのオススメは
4日のJさんのコメントで触れられていた竹善ソロについて。
新作はコナストシリーズの中でも一番日本語詞が多く間口が広い出来になっているので、この中の知った曲から聴き始めるのも良いと思います。「木蓮の涙」「君住む街へ」なんかが私は好きです。
が、竹善ボーカルの良さは英語詞により良く表れると思うので、より竹善ボーカルを堪能したい場合は、Salt&Sugar の「Concerts」(→amazon)をオススメします。
Salt&SugarはSALTこと塩谷哲(pf.)と竹善氏が元々ライブ用に組んだユニットで、アルバムは8年前に出たこの1枚だけです*1。タイトルどおりライブ収録の洋楽カバー10曲と、日本語詞のオリジナル曲3曲が入っています。このコンサートツアーも見に行きましたが、声とピアノの有機的融合バトルって言うんでしょうか、アルバムにも収録された「Wonderful World」は特に鳥肌ものでした。開演前の楽屋ではチック・コリア&ボビー・マクファーリンのライブ盤「Play」(→amazon)から「Spain」を流していたと聞いて、「Play」を買いにタワレコへ走りました。このツアーでは「Spain」は演らなかったんだっけ?(記憶が不確か)ライブで竹善版「Spain」を聴いてこれまたひっくり返るような衝撃を受けました。人間の声ってすごいなぁと。「Concerts」が出る前年にSLTのツアーでコーラスをやっていたLyricoも「Spain」をライブでカバーしていて、こちらもまた一聴の価値ありです。