恐竜の子

のこり10分というところで「カノッサの屈辱」をつけたまま眠ってしまった。ウィルコムは出てこなかったのだろうか。

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車道を挟んだ向かいの建物にある実験室から忘れ物を取りに職場へ戻る途中、自転車に二人乗りした小学生くらいの女の子たちとすれ違った。ふたりとも、ガチャピンの着ぐるみを着ていた。手のいぼいぼもちゃんとあった。しかし、何故、ガチャピン。
戻って同僚に話すと「疲れてるから幻を見たんじゃない」と言われた。たしかに、2畳もないような電波の届かない地域に一日中幽閉されて実験しているとだんだん神経が磨り減っていくが、あれは夢だったのだろうか、海の向こうから電波が届いたのか。さすがすべてにチャレンジする男。奴の力はあなどれない。

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