夜に旗を振る

※音楽とか文房具の話とか。個人の感想です。

松尾スズキ講演会 @東大駒場祭

一人で何をネタに講演するのかと思ったら、聞き手に枡野浩一(文庫版「クワイエットルームにようこそ」解説)が登場。この二人ってことはネタは●●か?と期待してしまうんだけど、内容は松尾スズキが演劇を始める前、学生時代の話が中心。きっかけは野沢那智。文章修行はハガキ職人。北九州の黒タイツ。東大なのに、会場に東大生がほぼまったくおらず、「東大の学祭の出店はまずい。銀杏並木の下に出してるから暗くて美味しそうに見えない。プレゼンテーションを間違ってる」とぼろくそ。仕事をやめたあと高田馬場でバイトしていたので早大生が苦手。枡野氏の聞いてるんだか聞いてないんだか分からないくらいの気弱そうなあいづち。YouTubeでは見れないダンス。お二方とも葉山響の第一法則が当てはまることが発覚。出てくる固有名詞に付いていけてない若者が結構いたんじゃないかと。


最後の質疑応答。「憧れの人は?」→「ピエール瀧の芸能界における位置」絶妙! 「今後作りたいミュージカルは?」→「裸の大将、主演・荒川良々」観たい! 離婚してから自炊に凝るようになったので、料理本を出したいそうです。


超多忙演出家の駄話を1時間も聞くことなんてまずないから良い機会でした。

運営委員の手際の悪さはどうにかして欲しかったけど。

以下、松尾スズキ目当ての人は読まなくていいです。


今回の整理券に関する一連を時系列順に書くとこうなる。

  • 11/12 先行予約開始
  • 11/13 正午 ドブロクの唄に先行予約のお知らせ掲載
  • 11/13 昼 予約メール(A:私)送信
  • 11/13 午後 予約メール(B:友人)送信
  • 11/15 実行委員会Webサイトに受付締め切りのお知らせ掲載
  • 11/22 早朝 (A)分の整理券メール受信
  • 11/23 (B)分の落選通知メール受信


まず問題は、サイト上に先行予約は先着順とも抽選とも書いてなかったこと。これは予測が甘かったのか、呼んだ人たちが松尾スズキが誰なのかわかってなかったのか。抽選と書いていないので、私は多分先着順だろうと思っていた。

次に、サイトには"整理券メールが届くまで4,5日かかります" と注意書きがあったので、12日の週のうちには来るもんだと思っていたが、結局10日近くかかっていた。これは、座席番号が書かれたPDFを1通ずつ添付して返信していたので、それなりの作業量がかかっていたためだと思う。*1 学生の本分をまっとうしながら準備もするのは大変なんだろう。
でもさ。
ほぼ3時間くらいの時間差で申し込んだ私と友人は当落が分かれたわけで、先着順だとするなら13日の時点で予約分終了と分かるはずなんだよね。なのにその後も予約を受け付けて、それぞれに落選通知を出す必要を作ってしまったのは自業自得だよなぁ。締め切る前に申し込んでいても整理券がもらえるわけではないって告知しなかったことも良くないと思う。まぁ、これは、じつは抽選でしたってオチだとあてはまらないんだけどもさ。

挨拶もカンペ読むこともまともにできない進行も改善したほうがいいと思う。

*1:整理券のPDF、座席番号のとこだけフォントが違うんだよね。まさか紙にスタンプ押して500枚スキャンしたとか、そんな頭の悪いことしてないと思いたいんだけど。