京極夏彦作 妖怪狂言 パートII
東京文化会館にて
京都旅行の時、北野天満宮に行ったら今日と同じ茂山一門が奉納狂言をしてるところに遭遇しましたが、生でちゃんと狂言を見るのは初めて(ドラマに出てた時の茂山逸平は好きだったんだけど)。演目は京極作の「狐狗狸噺」「豆腐小僧」と古典の「神鳴」の3つ。京極作の2つは今の人でも分かりやすいように書いているんじゃないかと思ったが、古典の「神鳴」も面白かった。内容は雲から落ちて腰を痛めたオーバーアクションの雷と、最初は怖がってたのに優位に立つと調子に乗ってくる藪医者のやりとりでかなり笑える。なんとなく自虐的な豆腐小僧もユーモラス。言葉も全然難しくないし、狂言は庶民の芸能なんだなぁと思いましたよ。